コロナショックでマンション価格はどこまで下がるのか その2  流動性が育んできた上昇

貴方には恋人がいますか?
僕の恋人は右手ですけど、たまに左手と浮気をしてしまいます。

今日は、そういった話を書きたいと思います。

前回に続いて、不動産シリーズです。
前回のまとめは
・不動産価格は、2012年末をボトムに一貫して上昇してきた。
・不動産種類としては、マンション価格の上昇が大きい。
・立地としては、都心であればあるほど、上昇が大きい。

そして、その理由として、
これまで都心のマンションは十分に流動性があったので、その分がプレミアムとして価格に上乗せされていたのでは?

という話を書きました。 

「このマンション、ちょっと高くない?」
「大丈夫だよ、だってどこも値上がりしているし、何より多少値下がりしても都心で立地が良いから、すぐに売ることが出来るから。中国の人とか、投資目的で買っている人も多いから、すぐに売れるんだよ。だから、大丈夫。」
「たかし君、すごい。なんでも知ってるのね、、、、、抱いて」
「ちょっちょっちょと、、、ここモデルルームだし、、あ、、おい、、あん。。ぴえん」

なんて事があったのかどうか知りませんし、何書いてんだろ僕はと思いますが、書きたくなってしまったので仕方がないですね。

さて、流動性が豊富にあったとはどういう状態でしょうか?
取っ替え引っ替え恋人を選べたという事。選択肢が沢山あって、すぐに結合出来たという事。って感じですかね。
という事で、マンションでの性交件数もとい成約件数を振り返ってみましょう。
東日本不動産流通機構 通称REINSが公表している、中古マンション成約件数データから4地点をピックアップしてグラフ化してみました。グラフの横軸は2002/1からとなっています。


パッとみた感じ、東京の成約件数は右肩上がりで増加していますね。性交しまくりですね。
マンションの売買って、月毎の変動が大きいんですね。2-4月が毎年大きかったです。もしかして常識??
トレンドが見えやすいように、データを12ヶ月移動平均にしたのが次のグラフです。


東京と、その他の3地点の件数差が大きすぎて比較しずらいので、指数化したのが次です。2012年10月を100として指数化してあります。


見やすくなりましたね。都心の成約件数の伸びが顕著です。売買が活発であった、つまり流動性が豊富に存在している状態ですね。株式の世界では、流動性リスクが少ない(売買がしやすい)商品であれば、価格にプレミアムが上乗せされるので、同じ考えを適用すると、流動性が豊富に存在していた都心3区に関しては価格が上がりやすかったのかと思います。
一方、埼玉は成約件数にほとんど増減が見られないですね。
東京、特に都心において極端に流動性が増えた理由は何でしょうか?
まあ、投資目的での売買なんでしょうね。この点は、何らかデータが取れたら検証したいと思っています。

続いて、上記の売買件数のデータと、売買価格のデータを全て指数化して、グラフにしてみました。
まずは、都内のデータ
実線が価格データ 破線が成約件数データです。
価格データに関しては、前回のブログで利用したデータとなります。


取引の増加が価格の上昇を引き起こしたのか、あるいは、価格の上昇が取引の増加を招いたのか、僕は前者の要素が強いのではと思っています(流動性の供給が価格の上昇をもたらした)。ただ、そういったことは、右のおっぱいが先か左のおっぱいが先か、あるいは、先っちょだけ、ねえ、お願い、なのか、まあそういう事だと思います。

続いて、東京の周りにある属国のデータです。東京のデータの比較しやすいように、縦軸のスケールは同じにしてあります。


東京との違いが分かりやすいですね。成約件数、値動き共にかなりマイルドです。
投資での売買がなく、実需だけなので価格が安定している。なのか、あるいは、
本来右肩下がりの価格となるはずが、これまでの好景気で価格が維持されていた。なのか、あるいは、そのどちらでもないのか。僕には全く分からないですし、大学生の時、彼女と別れた翌日には彼女に彼氏がいたのは、流動性の罠だったんじゃないかなと、今では思います。

ところで、これからもマンション市場に流動性は供給されるのでしょうか。
先日発表されたレインズのレポートに3月の結果が載っていました。


これが、3月だけなのか、それとも当面続くと考えるのか。考えるより、感じるのか。
おっぱいに挟まれたいのか、おっぱいを挟みたいのか。

貴方は、どちらになりたいですか?

次回は、株価と不動産価格の関係について書きたいと思います。

おっぱい?

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