4651 サニックス オオカミ少年と呼ばれて

4651 サニックス
シロアリ駆除で有名(あるいは悪名)になり、その後太陽光発電バブルに乗って急成長。
雲の上まで伸びた梯子をある日突然九電に外され、とんでもない大怪我しちゃった会社です。

まず最初に、2014年5月29日に発表された中期経営計画。その名も、「サンシャインプラン2016」からいくつかスライドを。



絶好調の3年間でした。社員も2倍になってますね

 
3年で売上4倍、当期純利益は6倍という、壮大な計画

「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」

そう、まるでバベルの塔のような計画。

振り返ってみると、中計発表のこの時が絶頂でした。
中計発表から2ヶ月と1週間後の8月5日に中間期の下方修正発表、それ以降、下方修正の連鎖が止まりませんでした。

FY15(2014/4 - 2015/3) 期首予想発表後、3回の下方修正を連発
この結果として、通期決算において、継続企業の前提に疑義発生。

計画でしょうか、いいえ、こだまです

続いて、
FY16(2015/4 - 2016/3) 同じく、期首予想発表後3回の下方修正を連発
こだまでしょうか、いいえ、児島だよ!


そして、サンシャインプラン2016を振り返ってみると、、、


株式市場には色々なウルフがいますが、サニックスは、オオカミ少年でしたね。
もはや、サニックスの業績予想は誰も信じない。サニックスの株は誰も買わない。

当社調べ

僕がサニックスを気に入っているのは、この点です。
誰も信じていない。

例えるなら、3年2組の神崎恵美ちゃんはペチャパイってみんなが思ってるけど
僕だけが隠れ巨乳だと思っている。つまりそうゆう事です。



結果的に、Aカップでも何も起きないけど、Fカップだとみんなが驚きますよね。
ダウンサイドリスクは限定的なのに、アップサイドが狙える。期待値が高いと思っています。

そして、僕はサニックスはFカップの可能性がそれなりにあると思ってます。

理由1
2016年に出している中計の内容が非常に手堅い。思春期の男子のちんこ並みに硬い
サンシャインなんてチャラチャラした言葉はもう出てきません

「計画の下方修正を繰り返す体制を見直す」
継続疑義が付き、自己資本比率も一桁台となり、背水の陣での覚悟を感じます。


理由2
中計を裏付けるように、今年度の業績が手堅い。言うだけでなく、実行されている。

・下方修正が未だに出ていない。
 それどころか、中間期では上方修正
・3Q時点で通期計画超過(にも拘らず上方修正を出さない)
・3Q決算資料に下記コメント(つまり、本決算までに上方修正が期待できそう)


理由3
主力のSE部門が収益を出せる体質に
・大胆なリストラ実施し、固定費が大幅減
・損益分岐点大幅低下
・計画のベースにしてる太陽光の今後の需要予測も非常に保守的
全体として利益率は向上してきている。毎年4Qが最も利益が良い



SE部門 人員半分以下、限界利益率向上、損益分岐点売上大幅低下

市場予測が非常に保守的



僕は、オオカミ少年が心を入れ替えた思っています。
-心が簡単に変わらないのは知っています、恐らく中の人が物理的に変わったのではないかと思っています(銀行の人とかに)。

誰よりも早く更生したオオカミを信じる事で、幾ばくかのお金を得られればと思っています。それが、末端ながらリスクテイカーとしての役割であり、資本市場を発達させ、社会を豊かに出来ると信じているからです。

この社会が豊かになりますように、サニックスで儲けたお金でセックス出来ますように。



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